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バーチャルイベントの波が加速中!VRのヒントはアートにあり

こんにちは!宮永です!

皆様、3年前の緊急事態宣言の中はいかがお過ごしでしたか??今までの生活がガラッと変わったり、社会がピタッと止まってしまった……と考えていた方も少なくないのでは。

しかし、この新型コロナウィルスの影響で止まるどころか急速なピッチで進化していた技術もある。

そう、それはみなさまのご想像通り“オンライン化”でございます!イベント業界は特に沢山の人を集めて行う企画もの。コロナウィルスによる緊急事態が長期戦の可能性あり!と言われる今、人類が培ってきた叡智の結集“オンライン”を使わない手はないのです。

今回ご紹介したいのは、ストリーミングや動画共有の一歩先を行くVRイベントの事例や、そのヒントとなるアート業界のVRでの取り組みについてをさらっとお伝えできればと思います。

VRを使用した企画が続々登場!

ここ最近になってスマホやSNSの広がりにより、オンラインイベント自体は増えてきていますよね。例えば事前に収録した映像配信やリアルタイムで楽しめるストリーミングでのイベントなどを想像してもらえるとわかりやすいかと。

しかし私は言いたい。やはりイベント会場の雰囲気や、盛り上がった時の一体感に欠けてしまう。そこで今期待されているのがVRなんですね。VRとはVirtual Realityの略文字で日本語に直せば仮想現実……。なんとも夢のある響き……。素敵。

もちろんまだ技術的に発展しまくっているとは言えませんが、この新型コロンナウィルスのロックダウンの影響で急速に需要が高まっていたのもまた事実。

2045年までにVRは発展し家から出ることもなくなるのではと某N○Kの特集でかの専門家の方が発言していた記憶があるのですが、きっとこのタイミングで我々が思うよりも早く“仮想現実”の世界は訪れそうな予感。

そう、まさに映画『レディプレイヤー』みたいな。とはいえ、まだ技術の発展途中ではあるのです。しかし、そのVRを使用したイベントや企画がこのコロナ危機を受けてすでにポツリポツリと登場している。この流れはこれから加速しどんどん増えそうな予感です。

例えば、クリエーティブカンパニーNAKEDが、当時スマートフォンに紙製キットを取り付けて楽しめるVRコンテンツ「FLOWERS BY NAKED-桜-世界遺産・二条城」の販売を開始。これは紙製VRゴーグルをつけて鑑賞するお花見ですね。しかもコロナウィルスによって中止になった二条城の桜イベントに自宅にいながら行けるというもの。

VR FLOWERS BY NAKED-桜-世界遺産・二条城
Photo: Facebook@NAKED, INC.
VR FLOWERS BY NAKED-桜-世界遺産・二条城
Photo: Facebook@NAKED, INC.

他にも、中国では文化機関がデジタル展示を開始。世界的に有名な故宮博物院のバーチャルツアーが出来たり、奏始皇帝の兵馬俑や、敦煌・莫高窟の彫刻や壁画など中国4000年の歴史を誇る主要な遺跡もラインナップしています。

中国 歴史 建造物

そして、2020年3月14日に開幕したけれど一次的にストップしていたオーストラリア最大のアートイベントのひとつ『シドニー・ ビエンナーレ2020』は、『Google Arts & Culture』と連携して展示をオンラインで公開することを発表しました。これによって、あらゆる鑑賞者が世界中から展示に訪れることができるようになるんですね。

ライブ・コンテンツやバーチャル・ウォークスルー、ポッドキャスト、インタラクティブな質疑応答、キュレーターやアーティストツアーなどなど、、内容もかなり練られているようです。

VRを上手に使うヒントはアート業界にあり?

VRというと、やはりゲームやバーチャルアイドルを想像する人も多いのではないでしょうか。しかし、実はアート業界もかなり早くからこの技術を盛んに取り入れているんですね。例えばアート作品を3Dデータ化してVR空間内で手に取るようにして鑑賞できるサービスや、美術館や博物館でのVRの活用などなど。

これにより、作品世界へダイブできるという高揚感や、細部まで作品を鑑賞することができるようになったり、とにかく美術やアートがより身近になりました。

そんなアートシーン×VRからエンターテイメントは学べることが沢山あるはず。ここからはVR技術を活用した美術・アートのアプリやサービスを少しだけ紹介します。

・世界中の美術品を自宅から鑑賞『Google Arts&Culture VR』

Googleからリリースされているアプリ『Google Arts&Culture VR』。ここでは世界中の美術館や博物館から集めたアート作品を、VR空間のギャラリー内で鑑賞することができます。

有名画家の絵画が細部まで再現されていて、拡大すればじっくりと見ることも。専門家による音声解説機能もあります。(VRアプリの利用にはGoogle Daydream対応VRヘッドセットとDaydream対応のスマートフォンが必要です。)

Google Arts&Culture VR

・手にとって触れる?!『DNP Virtual Gallery』

大日本印刷(DNP)が開発した『DNP Virtual Gallery』は美術館や博物館向けに作られたシステムです。なんとVR空間内で絵画や美術品など実際に手にとり鑑賞することができちゃうんです……画期的。

しかもその場で複製の購入までできてしまうという、色々なサービスやイベントに応用できそうな技術なのです。今はまだ広く使用されてはいませんが、今後企業のショールーム展示や販売促進キャンペーンでの活用を目指しているようですよ。

・大英博物館はVRが体験できる

世界最大の博物館、大英博物館。なんとここでVRを活用しているサービスをおこなっているんですね!流石です!大英博物館が所蔵する48点の貴重な美術品を手にとって細かく鑑賞する事が可能なんです。手に取れますからね!これはOculus Touch向けアプリの「Boulevard」からダウンロードすることができます。

大英博物館 VR

アートシーンがどこよりも早く積極的にVR活用を行った背景として、アートとは時代を反映し軽やかに表現するという性格があるからかもしれません。だからこそ常に新しい表現方法で私たちを魅了してくれるのかもしれませんね。イベントに限らずこれから新しいことを始めるのであれば、アートシーンが取り入れていることを参考にしてみては。

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