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あのBEAMSがメタバース上にバーチャル活動の拠点となる初のワールドをリリース!
「Tokyo Mood by BEAMS」と名付けられたワールドは、 雑然とした東京らしさがたっぷり詰まった魅力的な空間に。
フォトジェニックなバーチャルワールド「Tokyo Mood by BEAMS」
ファッションシーンを牽引してきたBEAMSが、世界最大級のソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」に初となるワールド「Tokyo Mood by BEAMS」をオープン。
ここ、何が凄いかってあまりにもリアルなそのビジュアル。東京の繁華街と路地裏をイメージした街の一角がリアルな描写で3D空間に起こされているので没入感が半端ない!さらにソーシャルVRの醍醐味とも言えるバーチャル空間での交流コンテンツが盛り沢山なのも魅力です。
5月31日に公開されたのですが、なんと1ヶ月で36,000を超える訪問数と6,700を超えるお気に入り登録数を記録!日本企業による常設ワールドとして異例の好スタートを切ったのでした。
もう1つの東京でバーチャルライフを楽しもう!
東京の繁華街の雑然とした雰囲気と独特な魅力。これらがリアルに描かれ、没入感が半端ないことから、フォトジェニックなワールドとして話題をさらうこのワールド。その先にあるのは多くの人が集まることによるバーチャルコミュニティの拡大です。
映画のセットのような空間設計と演出
ワールド制作を手掛けたのは、VRで映画製作活動をする個人たちによる「QADESH PROJECT」です。
映画セットさながらの細密な設計と作り込み、VR空間ならではの仕掛けや演出を備えたこの街に、彼らの叡智が詰まっています。
コンビニエンスストアから漏れ出る灯りと放送音、路上の水たまりに映る電飾の反射、街に響き渡る電車の走行音と車窓の光、ガード下にひしめき合うように駐輪された自転車……。
私たちが知る東京らしさが確かに存在する、新旧が溶け合って街が息づく演出は国内外のユーザーから高評価を受けているのも納得。
BEAMSの店舗ではバーチャルファッションも!
路地の奥に佇むBEAMS店舗では、アバター用に販売中の3D衣装が展示され、試着室ではユーザーが自身のアバターで3D衣装を試着することも。
いずれもワンクリックで、ユーザーのPCブラウザでECサイト「BOOTH」の商品ページが開き、そのまま3Dデータ商品の詳細を確認し購入手続きへ進むことができるサクサク感も、アパレルのプロフェショナルBEAMSならでは。
BEAMS店舗の内外装、及び店内に展示される衣装の制作を手掛けたのは、2022年よりBEAMSの3D商品の制作を担当する3Dモデラー、Cornetです。
ワールド公開に合わせて発売したBEAMSロゴ入りの3D衣装はリアルでも販売されているので、アバターと同じスタイリングを楽しむのもアリ。
多種多様なコミュニティイベントも楽しめる!
こけら落としライブ「Tokyo Mood by BEAMS Launch Party with Yamaha」
本ワールドの大きな魅力の1つがバーチャルならではのコミュニティ。
ワールド公開初日(5月31日)には、ヤマハ株式会社とのタイアップで、こけら落としライブ「Tokyo Mood by BEAMS Launch Party with Yamaha」が開催されました。イベントにはバーチャル音楽シーンで活躍する人気アーティスト、AMOKA、StrollZ、JOHNNY HENRYの3組が登場。
BEAMS公式YouTubeチャンネルではパフォーマンスが生配信され、盛り上がりを見せました。
初心者歓迎交流イベント「居酒屋 和み」
コミュニケーションとして面白いのが「居酒屋 和み」で繰り広げられる初心者歓迎交流イベントです。
ユーザー同士がそれぞれ自宅にいながら、VRChatなどソーシャルVRプラットフォーム内で開催されるイベントに参加し、アバター同士で語らいながら交流を楽しむバーチャルならではの交流方法。新しい友達ができちゃいそうなこの交流イベントは、常々用意されているとのことなので、チェックしておきたいところ。
モデル撮影イベント「MERGE」
バーチャルファッションモデルが新作の3D衣装を身にまとい、バーチャル撮影に興味のあるユーザーが参加する形で開催される撮影会イベント「MERGE」も開催されます。
6月16日に開催されたコラボ回では、バーチャルモデルとして活躍するKawasaki SilviaがBEAMSの3D衣装を着用した男女のアバター姿で「Tokyo Mood by BEAMS」に登場。街や衣装の魅力を引き出すプロの演技を披露しました。
BEAMSのバーチャルへの取り組みと今後の展開
これまでBEAMSは、2008年に仮想の街への出店やアバター用衣装の販売に取り組んで以来、数々のゲームコンテンツやアニメーション作品などとのコラボレーションを通じて、実在する商品のデジタル化に関する実績を積んできました。
VRイベント「バーチャルマーケット」への出店や、半年に一度、毎回約40〜50人の社員によるバーチャル接客を続け、以降2023年12月まで7回連続で参加。企業による最多出展記録を更新したりとバーチャルへの積極的な姿勢が続きます。
その後スマートフォン向けメタバース「REALITY」やアジア最大級のメタバースプラットフォーム「ZEPETO」に参入するなど、これまで多くの取り組みでバーチャルへの知見を培ってきたBEAMS。東京のファッションシーンとカルチャーを牽引してきた彼らが、バーチャルで広げる大胆で面白そうな今後の取り組みに期待しかない。次は一体何をしてくれるのでしょうか、楽しみで仕方ありません。それではまた!
この記事を書いたスタッフ