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どうやらメタバース美術館「COCO WARP」が、新企画展としてオペラの上演をスタートしたとの情報をキャッチ。人類が築いた至高の舞台芸術をメタバースで楽しむ新たな試みが気になりすぎる!ということで、今回はメタバース美術館「COCO WARP」が展開するバーチャル×オペラの新企画についてご紹介。
メタバース美術館「COCO WARP」でオペラ鑑賞しちゃおう!
「COCO WARP」とは3030年の未来を体感することを大きなテーマにした、メタバース上のバーチャル美術館ウェブサイト。
総面積5,000㎡を超える壮大な空間が広がり、展示室だけでも全5室。その他、デジタルサウンドルーム、マインドフルネスルーム、多目的ホール、カフェを併設するなどその作りは大規模。展示されたアートを観るのはもちろん、時の移ろいや太陽の動き、雲の動きや木陰の動き、木々のそよぎに水面の揺らぎetc……。普段私たちがリアルで感じる感覚を圧倒的なビジュアル技術によりバーチャルで体験できる稀有なスポットです。
メタバース美術館「COCO WARP」を舞台にオペラの上演が開始【PR TIMES】https://t.co/sBtJXmki9o pic.twitter.com/24gVkkJ5q3
— PANORA (@panoravr) August 5, 2024
さて、そんな「COCO WARP」で8月1日からサービスがスタートした新企画というのが、プラットフォームFortnite上でオペラ鑑賞ができるというもの。
楽曲は「リヒャルト・ワーグナー作曲 オペラ《神々の黄昏》より「ブリュンヒルデの自己犠牲」ということで、名作中の名作をバーチャルの世界で楽しむことができます。これこそまさに次世代型のクラシック鑑賞ですよね。
Fortniteは新たなフェーズへ。戦場から文化を楽しむ場に。
皆さんご存知の通り、Fortniteは、クラフト要素のあるサードパーソン・シューティングゲームであり、ユーザーがなにかしらのアクションを起こすことが前提のメタバースゲーム。
しかし一方で、そのグラフィックの美しさに定評があるという側面も。つまり、美術館とはめちゃくちゃ相性が良い。そんなポイントからこのメタバース美術館「COCO WARP」は2023年10月にオープンしました。
本マップは、美術館の鑑賞体験を追求したマップであり、アートを楽しむことに特化した美術館のマップです。つまり戦闘要素やゲーム要素はなく、Fortniteにおいて空間や空間内のクリエイティブ自体を楽しむという新領域に挑戦し続けてきた存在でもあるんですね。
今回、新たな挑戦として取り組むのが次世代型オペラ鑑賞ということで、「COCO WARP」の躍進は相変わらず爆速で続いております。
徹底した高音質。プロのオペラ歌手とピアニストを起用。
Fortnite上でいつでもオペラを楽しめるマップは実はこれが初めて。COCO WORPを手がけるモンドリアンは、これまでにない新たな挑戦だからこそ、プロのオペラ歌手の美しく迫力ある歌声をこだわりの環境で収録したいと考えました。
そこで、その思いに賛同した世界で活躍するオペラ歌手の武井涼子さんや声楽分野の共演ピアニストとして活躍する田中健さんを迎え、徹底して音質にこだわりを持って作っているそう。
その製作方法は音のこもるスタジオではなく空間の反響をそのまま再現できる教会の舞台でオペラを上演し、天井の高い教会の空間に響き渡り共鳴するオペラを高性能マイクで収録するとなんとも豪華。
未来に繋ぐ文化とゲームメタバースの可能性。
オペラって敷居が高い。そんなイメージって確かにある。でも普段遊んでいるFortnite上でオペラが上演されていれば、子供達含め世界中のユーザーが気楽に立ち寄ってオペラを鑑賞することができますよね。
Fortniteは現在、メタバースゲームのプラットフォームから、エンターテインメントプラットフォームに進化しつつあります。そしてその先には総合メタバースプラットフォームへの進化がきっとある。今回の興味深い取り組みを経て、既存の枠にとらわれず、メタバースを舞台に新しい挑戦を続けていくなんて声明を出しているモンドリアンの今後の展開からさらに目が離せない。
ということで皆さん、今年の秋は芸術を楽しむべく、Fortniteにオペラ鑑賞をしに訪れてみては?それではまた。
この記事を書いたスタッフ