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ネオ日置へのエフェクトは?!コミュニティ通貨「まちのコイン」が初のメタバース進出

メタバース「ネオ日置」の様子
Photo:プレスリリースより引用

みなさん、こんにちは!GPの宮永です。
今回は鹿児島県日置市とカヤックによる関係人口創出を目指す地域通貨プロジェクトについてご紹介。コミュニティ通貨「まちのコイン」初となるメタバース進出は、リアルな日置市はもちろんのこと、バーチャルの「ネオ日置」も含めてどんな影響をもたらすのでしょうか?!

コミュニティ通貨「まちのコイン」が初のメタバースに進出!

コミュニティ通貨「まちのコイン」イメージビジュアル
Photo:プレスリリースより引用

この秋からメタバース「ネオ日置」と現実世界の日置市の両方で使用可能になるコミュニティ通貨「まちのコイン」。

鹿児島県日置市の人口減少による担い手不足の解消に向けた取り組みとして、関係人口創出事業としてスタートした「ひおきとプロジェクト」の一環として採用された「まちのコイン」ですが、そもそもこれがどういうものかご存知の方も少ないと思うのでまずはさらっとご紹介しましょう。

「まちのコイン」とは?

2024年9月時点で福岡県八女市や東京・秋葉原駅周辺など現在20の地域で活用されるコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」。

これは地域を楽しむ人のために作られたコミュニティ通貨(電子地域通貨)アプリのこと。本通貨を活用すると地域内外の人の繋がりを作ったり、良好な地域コミュニティ形成を叶えることができるのだとか。

特徴としては、移住関係人口の促進や地域の賑わい創出、自然環境の保護などなど。その「まち」の個性や課題に合わせてコインを獲得したり利用したりする体験を提供することで地域を活性化へと導くことができる、これが「まちのコイン」です。

例えば、海の環境を守りたい地域では「ビーチクリーンに参加する体験」みたいなものを用意し、それに興味がある人が参加してコインを獲得。獲得したコインで「ちょっとお得な体験や、お金で買えないうれしい体験」など、その地域ならではの対価をゲットしつつ、楽しみながら地域を活性化させていく……みたいな感じでしょうか!

さらにこのコインは地域以外の人でも利用が可能。地域内外の人が一緒に地域活動に参加したり、地元のお店を利用したりすることで、関係人口の創出にも繋がるというのが大きなポイントです。

舞台は鹿児島県日置市と「ネオ日置」

鹿児島県日置市の紹介イメージビジュアル
Photo:プレスリリースより引用

「まちのコイン」を今回導入するのは鹿児島県日置市。薩摩半島のほぼ中央に位置し、戦国時代の名将・島津義弘ゆかりの地として広く知られた土地ですよね。

伝統行事「妙円寺詣り」や「流鏑馬」などの長い歴史を誇る伝統行事や薩摩焼の里として有名な美山地区や、優れた泉質を誇る温泉地などの豊かな文化と自然資源を多く有することでも有名です。

そんな鹿児島県日置市と、メタバースである「ネオ日置」でデジタル地域通貨「まちのコイン」の利用が開始。

全国津々浦々で利用される「まちのコイン」とはいえ、メタバースとの連携は今回が初めて。今年の10月26日(土)に予定されている日置市での「まちのコイン」導入は、メタバースと現実世界を繋ぐ先進的な取り組みとして今から期待されています。

「ネオ日置」のさらなる躍進を目指すために、今回カヤックが企画・開発したコミュニティ通貨「まちのコイン」を導入するに至ったのだとか。

バーチャルとリアルの両方で。日置市の「まちのコイン」『とっぱ』

連携協定締結式で通貨名を発表する、永山由高市長(右)
Photo:プレスリリースより引用

「まちのコイン」の面白ポイントの1つとして、地域ごとに異なるキャッチコピーと通貨名が設定されているという点があります。今回導入された日置市に関していえば、キャッチコピーは「遊び心から挑戦がはじまる」。そして通貨名は『とっぱ』です。

キャッチコピーに関しては、“遊び心という面白がる姿勢こそが課題解決をポジティブに行う原動力につながる”という意味から。通貨名の『とっぱ』は日置市の伝説の戦国武将・島津義弘が関ヶ原の戦いで用いた戦術から生まれた「敵中突破」に因むものとして名付けられたのだとか。

そんな『とっぱ』の使い方はとっても簡単。まずはスマホにダウンロード。その後は日置市内と「ネオ日置」内、「もらう/使う体験」に参加するだけ!

日置市内での使い方

コミュニティ通貨「まちのコイン」利用方法
Photo:プレスリリースより引用

<コインをもらう>
日置市内の「まちのコイン」のスポット(店舗・加盟団体)に足を運び、ごみ拾いやエコバッグの持参など、日置市のためになるお手伝いをしたり、スポットの困りごとを解決するとコインがもらえます。

<コインを使う>
集めたコインは、日置市内の「まちのコイン」のスポットで、ちょっとお得で楽しい体験に利用可能。例えば、店主に鹿児島弁を教えてもらったり、規格外の野菜をもらえたり、クイズや抽選会に挑戦できたり、ここでしかできない体験が目白押し。

メタバース「ネオ日置」内での使い方

コミュニティ通貨「まちのコイン」利用方法
Photo:プレスリリースより引用

<コインをもらう>
「ネオ日置」にログイン後、アバターを操作して「ネオ日置」内の「まちのコイン」のスポットに行き、表示されているQRコードを読み取るとコインがもらえます。メタバースならではの特徴として、「ネオ日置」内の道に落ちているコインをゲーム感覚で拾って回遊できる体験なども予定しているんですって。

<コインを使う>
集めたコインは「ネオ日置」内の「まちのコイン」のスポットで、ちょっとお得で楽しい体験に。例えば、日置市で生まれ育った地元の方が、純度100%の鹿児島弁で日置市のお土産について教えてくれるなど、市外にいても日置市を身近に感じることができちゃいます。

終わりに

地域の抱える課題解決と紐づくメタバース利用の参考例コミュニティ通貨「まちのコイン」。本来はその土地に来てもらうのが一番ですが、まずは土地そのものに興味を持ってもらうことから始めたい。関係人口創出を作る手助けの一つとしてメタバースの利用ってとても有効ですよね。

様々な場所ですでに使われている「まちのコイン」もメタバースへの参入は今回が初めてとなるということで、これからこの取り組みがどのようにエフェクトしていくのかを注視してみると、地域活性化イベントの参考になりそうな予感。それではまた。

この記事を書いたスタッフ

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