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仮想空間の『アニメ・ボカロの楽譜専門店』でスコアを探そう

そらのうえショッピングモールにオープンした『アニメ・ボカロの楽譜専門店』の様子
Photo:プレスリリースより引用

メタバースの商業施設「そらのうえショッピングモール」に新しくオープンした『アニメ・ボカロの楽譜専門店』をご存知でしょうか?メタバースとの親和性が高そうなバーチャル上の楽譜専門店について今回はご紹介。

音楽出版社が贈る、時代にフィットしたバーチャル楽譜専門店

8月30日(金)にオープンしたのはシンコーミュージック・エンタテイメントによるバーチャル上の楽譜店。メタバースの商業施設「そらのうえショッピングモール」に新設された本ショップが扱うのは、アニメ・ボカロの楽譜です。

アニメやゲームなどの楽曲が声優アイドル、バンド、VTuber等の影響により盛り上がりを見せるここ最近、アニメやボカロ曲を中心に楽譜を探す人が増えているのだとか。そんな風潮を受けて誕生したのが、これまでなかった新コンセプトの本楽譜専門店だったんです!

楽譜出版界を牽引するシンコーミュージック・エンタテイメントとは?

シンコーミュージック・エンタテイメント90周年ビジュアル
Photo:プレスリリースより引用

音楽業界をリードしてきたクールな存在

1932年に楽譜出版の「新興音楽出版社」として創業されたシンコーミュージック。1950年に新興音楽出版社と新興楽譜出版社として設立されて以来、日本の音楽業界になくてはならない存在です。

日本で初めてビートルズにインタビューを行ったことで有名になった『ミュージック・ライフ』創刊や、『ヤング・ギター』、『BURRN!』などの音楽雑誌、ギター教則本などの書籍の発行を次々に行い、世界的に見ても稀な日本のサブカル文化を作り上げてきたキーパーソンであることは間違いなし。そんなめちゃくちゃクールな存在が、シンコーミュージックなのです!

アニメコンテンツをはじめ、時代にあった施策が登場

時代の流れが反映されやすい音楽業界。バンドブームがあったと思えばミキシングやボカロなど、そのムーブはまるで大きな波のようではあるのですが、今なお日本でバンドブームが続く理由の一つとして挙げられるのが、シンコーミュージックによる『バンド・スコア』の存在です。

そんな中、近年ヒットしているムック本や楽譜は……というと、『ピアノ・ソロ のだめカンタービレの世界(入門編)』、ピアノ・スコア『やさしいピアノ・ソロ 妖怪ウォッチ』やバンド・スコア『TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」』などアニメのコンテンツなのだとか。

この流れを受けてシンコーミュージックが開発したのは、「バーチャルで気楽にアニメやボカロの楽譜を購入することのできるバーチャルショップ」だったという訳なのです。

ショップがあるのは『そらのうえショッピングモール』

さて、このショップがどこにあるのかというと、メタバースの商業施設「そらのうえショッピングモール」。
スマートフォンやパソコン、タブレットなどからアプリ無しでもログインすることができ、アバターを操作することでオンラインショッピングやライブイベントなどが楽しめる、メタバースの商業施設として多くの人々が訪れるバーチャルスポットとして有名ですよね。

ここに参画する企業やメーカーも多く、例えば「ジブリがいっぱい どんぐり共和国」を始め、「トミカ/プラレールショップ」、「エヴァンゲリオンストア」などのキャラクターショップが集積された1号館。

秋葉原のメイドカフェ、神保町古書店街、神田カレーグランプリ受賞店、お茶の水楽器店街などが集積された2号館。

そして、47都道府県のご当地VTuberが方言で応援大使を務めるお店が集積された3号館にゲームショップが集積された4号館などなど、現在200店舗以上のお店を展開するその規模の大きさとゴージャスなラインナップには常に目を疑うばかり。

さらに29組のVTuberによる音楽イベントを開催した「そらのうえアリーナ」や、ご当地VTuber達による各県の名所、名産や方言を紹介しあうイベントを毎月開催している「ご当地自慢トークシヨウ会場」、お化け屋敷的な空間「ホラーエリア」、謎解きゲームを複数人で行える「ゲームプレイエリア」など、お店以外のエリアも増床し増築し続けているところも改めて注目して行きたいポイントです。

「バーチャル シンコーミュージックショップ」はどんな作りになってるの?

仮想空間ならではの強みが多数登場

そらのうえショッピングモールにオープンした『アニメ・ボカロの楽譜専門店』の様子
どこになにがあるのかがわかりやすい!
Photo:プレスリリースより引用

さて、本バーチャルショップの作りなのですが、仮想空間ならではの強みが多数登場します。

例えば通常の店舗において、楽譜って背表紙で棚に並べられることがほとんどなのですが、ここではアニメ作品の絵柄などの表紙が閲覧できるようになっていたり、楽譜専門店として実際では中々実現できなかったアイデアが。

そらのうえショッピングモールにオープンした『アニメ・ボカロの楽譜専門店』の様子
アニメ作品の絵柄などの表紙が閲覧可能なデザイン
Photo:プレスリリースより引用

店内も書店やレコード店のような売場にすることで、楽譜選びが楽しくなったり、初心者やお子さんでも気軽に商品を手に取れるようにデザインされているのも嬉しいポイント。

というのも、アニメ、ボカロなどの楽曲はZ世代を中心に人気があるのはもちろん、子供やその家族が興味を持っているのもまた事実。そんな幅広い層に当てて設計されたのが本バーチャルショップなんですね。

楽譜購入の他にさざまなイベントも

そらのうえショッピングモールで開催されるイベントの様子
様々なイベントも開催
Photo:プレスリリースより引用

楽譜購入はもちろん、「今月のオススメ!」コーナーは毎月のオススメ楽譜に挑戦するだけではなくスタッフ動画やアバタースタッフから楽曲を弾けるようになるアドバイスをもらえるなんて特典も。

そらのうえショッピングモールにオープンした『アニメ・ボカロの楽譜専門店』の様子
毎月のオススメ楽譜に挑戦したりスタッフとの交流も
Photo:プレスリリースより引用
そらのうえショッピングモールにオープンした『アニメ・ボカロの楽譜専門店』の様子
メタバースならではのトークショーやライブも開催
Photo:プレスリリースより引用

また、イベントエリアとなるB1フロアでは、来場者とスタッフ、ゲストを交えて、メタバースならではのトークショーやライブなど、アバターによる交流や体験ができるコミュニケーションイベントも計画しているのだとか。

終わりに

創業時代から様々なカタチで、音楽で人々を楽しませる商品やサービス、体験を提供してきたシンコーミュージック。彼らの新たな取り組みは、まさに次世代型でした。シンコミュージックはもちろん、三茶楽器ストリートのバーチャル登場を経て、これまでなかった新たな風が音楽シーンに吹き込まれるはず!それではまた。

この記事を書いたスタッフ

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