地元の魅力を再現しよう！Fortniteで観光活性化の可能性を

1 「PLATEAU」×「Fortnite」の新たな取り組み
2 国土交通省が推進するプロジェクト「PLATEAU」って？
3 デジタルツインで地域の未来を築く、多角的な地域支援
4 現在4地域で進行中！プロジェクト事例をご紹介
5 大阪夢舞大橋
6 ゲームを通じた地域の未来

「PLATEAUプロジェクト」イメージビジュアル — Photo：プレスリリースより引用

観光客誘致や地域経済の活性化etc。一極集中が嘆かれる今、どの地方団体も観光活性化への取り組みに力を入れています。そんなときに強い味方になってくれるのが最新技術を投下したエンターテイメントコンテンツ！
本日ご紹介するのは、3D都市モデル「PLATEAU」を駆使したFortnite内に日本の街を再現するプロジェクト！

「PLATEAU」×「Fortnite」の新たな取り組み

🎊モンドリアン新ゲーム! 玉名River surfing🎊

PLATEAUの3D都市モデルを活用し
熊本県玉名市の菖蒲まつりの風景をFortnite上に再現
　　　　
🏄‍♀️Race your surfboard and collect coins🪙#Fortnite #UEFN #kumamoto #PLATEAU https://t.co/G7UCGZ2DjN pic.twitter.com/DTayfcIurA
— モンドリアン🔸MONDRIAN (@mondriangg) August 29, 2024

数億人規模のユーザーを抱える圧倒的な影響力を持つ4大プラットフォームを中心に、ゲーム・メタバースの法人・個人向けサービスを最前線で提供するモンドリアン。そんな彼らが今回新たにスタートした取り組みが、国土交通省が提供する3D都市モデル「PLATEAU」を活用した「Fortnite」内の日本の街を再現するプロジェクト「PLATEAUプロジェクト」です。

観光促進、教育、防災訓練、都市計画、文化交流、エンターテインメントetc。観光客誘致や地域経済の活性化など、様々な課題解決に直結するであろう本プロジェクトは様々な界隈から注目されています。

国土交通省が推進するプロジェクト「PLATEAU」って？

さて、そもそも皆さんは国土交通省によるプロジェクト「PLATEAU」ってご存知でしょうか？
「PLATEAU」は、国土交通省が先陣を切って推進するもので、日本全国の都市の3Dデータを作成・公開しています。公開されているデータは都市計画を始め、防災、観光など幅広い分野で活用されており、自治体や企業がデジタルツイン技術を使ってリアルな都市空間を仮想環境で再現することを可能なものにしています。

今回モンドリアンが使用するのもこのデータ。「PLATEAU」を活用して人気メタバースプラットフォーム「Fortnite」上に街並みを再現するとともに、プレイヤーが魅力を感じるゲーム性を融合させたゲーム制作を行っているんですね。

「PLATEAU」について

デジタルツインで地域の未来を築く、多角的な地域支援

小雨の降る京都を国交省PLATEAUとiPhone LiDARでスキャンした路地のデータを入れて作ってみるとこんな感じ。スマホとオープンデータで街並みを仮想空間に再現できるのが面白いな。地域学習やワークショップとか、地域を知る手段としても良さそう。 #PLATEAU #Scaniverse pic.twitter.com/CIC2r9HwaK
— tomo（とも） (@view0608) August 16, 2024

（３）地域活性化：ゲーム内での活動は地域住民同士の交流を促進し、地域コミュニティの形成につながります。これにより地域の結束が強まり、地域全体の活力向上を目指します。

観光促進、教育、地域活性化に貢献するデジタルツイン。各地域が持つそれぞれの魅力をオンラインを通じて広く発信する手助けをするこの取り組みのポイントはこんな感じ。

(1)観光促進：地元の風景や名所をゲーム内で再現することで、全国や世界中のユーザーに地域の魅力を伝えていく。ゲームはノンバーバルであるため、言語の壁を越えて世界中の人々にリーチすることが可能。

観光客誘致：ゲーム内で興味を持ったプレイヤーが地域を実際に訪れる可能性を高める。これにより地域経済に貢献し、地元のビジネスや観光業者に利益をもたらしていく。
地域のPR：ゲーム内での再現は、地域の魅力や特産品などを紹介する絶好のチャンス。地域のPRやイベント告知に活用し認知度を高め、新たな観光客や移住者の呼び込みに繋げる。

(2)教育活用：地域の歴史や文化を学ぶ教材として学校教育や地域学習に活用。

(3)地域活性化：ゲーム内での活動は地域住民同士の交流を促進。地域コミュニティの形成に繋げる。

現在4地域で進行中！プロジェクト事例をご紹介

本プロジェクトは現在、大阪、新潟、熊本、愛媛の自治体と連携し促進中。街のマップも公開されているので、それぞれのこだわりのデザインとユースケースとして早速チェックしてみましょう。

大阪夢舞大橋

大阪のランドマークである夢舞大橋をFortnite内に再現し、橋の美しさと都市のダイナミズムを仮想空間で体験できます。

タイトル：YUMEMAI BRIDGE RACING
マップコード：0325-6352-9507
マップURL：https://www.fortnite.com/@mondrian/0325-6352-9507

新潟古町ルフル

新潟の歴史と文化が詰まった古町ルフルを再現し、観光客や地元住民に新しい形での街の魅力を提供します。

タイトル：新潟古町ルフル陣取りバトル
マップコード：5827-3788-1716
マップURL：https://www.fortnite.com/@mondrian/5827-3788-1716

熊本県玉名市菖蒲まつり

毎年開催される菖蒲まつりの風景を再現し、祭りの賑わいや美しさを仮想空間で体験できます。

タイトル：玉名River surfing
マップコード：1338-9100-5517
マップURL：https://www.fortnite.com/@mondrian/1338-9100-5517

愛媛松山中心地

松山城を中心とした愛媛松山の都市景観を再現し、観光地としての魅力をゲーム内で広めています。

タイトル：愛媛県松山市-EHIME ZOMBIE TRAIN
マップコード：0753-2397-2539
マップURL：https://www.fortnite.com/@mondrian/0753-2397-2539

ゲームを通じた地域の未来

本プロジェクトで作成するマップは「再現して公開したら終わり」じゃない！公開したマップを継続的に活用することも大切ですし、エンタメコンテンツをうまく取り入れれば観光誘致への成功に繋がります。

例えば、地元の風景をゲーム内で再現して参加者に親しみやすい環境でeスポーツ大会を開催したり、観光地やイベント会場でゲームの体験会を実施し、地元の魅力を訪問者に発信したり。はたまた地元の学校と連携し生徒たちがSNSを活用して地元の魅力を発信することで、地域の魅力が次世代に受け継がれることに期待をかけたり。

地方自治体とメタバースが組み合わされば、これまでなかった様々な可能性が見えてくる。それにリアルではできないことが可能になることが何よりも楽しいし、ワクワクさせてくれる。これぞまさに現代のエンタメの力！本プロジェクトの未来が今から楽しみでなりません。それではまた！

この記事を書いたスタッフ

CMO／Metaverse Event Producer

MAYO MIYANAGA

宮永麻代