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Photo:プレスリリースより引用
群馬県から世界に向けて……新時代を切り拓くCGアニメーション『DAWN STORY』仮想グンマ編が配信開始 。はたして、オープンソースが切り拓く新たなクリエイターエコシステムとして機能するのか期待大!
群馬の魅力を発信しつつ次世代クリエイターを育成するプロジェクト、発動!

昨年の11月16日より配信スタートした株式会社ゲンズによる完全オリジナルCGアニメーション「DAWN STORY」仮想グンマ編。
本作は地元の群馬を舞台にした物語。未来の地球環境問題をテーマにしつつ、仮想世界で繰り広げられる人類救出のストーリーを描き出すという、だいぶ壮大なストーリー。さらにこれを軸に、作品を通じて「地域活性化」や「次世代クリエイターの育成を目指す」といった「多目的な意味をもつプロジェクト」でもあるんです。
超絶壮大な「DAWN STORY」仮想グンマ編のストーリー
とにかくめちゃくちゃ壮大そう……!といった感じで、すでに物語がどんな内容になっているのか気になっていると思いますので、ここでちょっぴりストーリーをご紹介。
物語が進むのは環境危機が訪れた近未来。
人類をデータ化し仮想世界に移動させることで地球の回復を図る為、裏政府は「人類変換計画」というプログラムを考案します。しかしプログラムは完成間近にいきなり暴走。人類は記憶を消され仮想世界に囚われた「新しい人類」と、現実世界で生き延びた「旧人類」に分かれるという「人類の二分化」が起きたところから物語はスタート。

現実世界に残る人々は自らアバター「ライトナー」となり、仮想世界に飛び込んで新しい人類を救出しようと奮闘します。壮大な仮想空間で展開される人類奪還の戦いは、現代技術がもたらす希望とリスクを問いかける。
ざっとご説明するとこんなところでしょうか!
公式YouTubeチャンネルで全5チャプターに渡り配信しているので、気になる人は今すぐチェック。
DAWN STORY 「仮想グンマ編」全5チャプター
公式YouTubeチャンネル
『DAWN STORY』ならではの特徴

冒頭でも触れましたが、これは作品を通じて地域活性化や次世代クリエイターの育成を目指すという多目的な意味をもつプロジェクトでもあります。つまり、次世代クリエイターが参加できるプラットフォームを提供し、オープンソース化を通じて教育やスキル向上に貢献、地域や世界に新たなクリエイティブコミュニティを築くというのが大きな目的として存在しているんです。
さらに「SFといえば」な完全に未知の世界を描く世界線ではなく、群馬の風景や文化を背景に、既知と未知を掛け合わせた物語を作ることで、地元の人々に楽しんでもらうの勿論、県外にもさらなる魅力を伝えていく。本プロジェクトは多大な意味を持つある種本当に壮大なプロジェクトと言っても過言じゃない!
デジタルで再現される群馬の風景

本作の特徴の1つとして上げられるのが、現実の群馬県の各エリアがメタグンマ帝国ではデジタルで表現されているというところ。
本編では群馬県民あるあるなネタやアイテムなども登場するので、地元の人々は盛り上がること間違いなしですし、県外の人も「そうなんだ……!」との群馬県に関する理解が深まりそうなポイントもニッチでユニークで面白い。

特にメタグンマ帝国最大の防衛システム『からっ風キャノン』、群馬県庁をモチーフとした帝国タワーが変形し、高出力なエネルギーで侵略者を撃退するという圧巻な演出は見どころの1つ。[グンマー帝国]という伝説のネタを最大限にかっこよく表現しているところにもユーモアを感じます。
映像だけでは終わらない

Photo:プレスリリースより引用
本作はYouTube配信の映像作品だけに止まらないところが最大の魅力。というのも、製作した3Dデータをゲームやメタバースなどで再利用し、様々な形でユーザーに体験を届けるというゴールも設けられているんですね。

Photo:プレスリリースより引用
すでにゲンズではゲーム開発エンジン「UEFN」を駆使して、「Fortnite」上にメタグンマ帝国のエリアを展開。映像作品の本編と連動した形で今後も様々なエリアを追加していき、群馬県をデジタル化する作戦なのだとか。
多彩なクリエイターが集結したコラボレーション作品

Photo:プレスリリースより引用
声優、3Dデータの制作、アニメーション、音楽といった多岐にわたる分野で活躍するクリエイターたちが力を合わせて進めるプロジェクト『DAWN STORY』。本作では声優経験がない人も起用するなど「挑戦と成長」がも大きなテーマの1つだったりするのもなんだか気持ちが良いですよね。
様々なスキルを持つクリエイター陣が分野の垣根を越えてコラボすることで、各パートに個性と独自性が反映される。そうして出来上がるのがこれまでなかった“新しい映像作品”なのです。
今後の展開
仮想世界をテーマとした3部作の構成で展開される本作。今回の舞台「メタグンマ帝国」に加え、続編やショートシリーズでは多種多様なワールドが登場予定ということで、結末が読めない壮大なストーリー性にまずはハラハラドキドキ が止まらない。

Photo:プレスリリースより引用
加えて本作は他作品とも積極的にコラボレーションを行っていくとの情報もキャッチ。特に、作中に登場するマスコットキャラクター「ネコダルマ」は、他作品との連携に最適な存在として活躍が期待されており、すでに群馬県内のイベントの司会役や、海外の飲食店のイメージキャラクターとしても起用されているのだとか……!
他にもメタバースやゲームや小説など、様々なプラットフォームで展開するメディアミックスへの積極的な取り組みや作品の為に製作したデータをオープン化。1つの物語を中心に派生する様々なエフェクティブに今から期待が止まらない。
さて、本プロジェクトは新たなクリエイターエコシステムとして期待ができるのか?!常時注目必須な本プロジェクトから目を離さない方が良さそうです。それではまた!
この記事を書いたスタッフ