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様々な歴史を持つ日本各地のそれぞれの地域がメタバースへと進出する中、今度は新潟県佐渡市による「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」がフルオープン。金山坑道エリアと京町エリアに加え「奉行所エリア」や「投げ銭機能」なども登場中。
「江戸時代の佐渡へタイムスリップメタバース」がフルオープン!
2024年7月に世界文化遺産登録された「佐渡島の金山」。これを記念し、新潟県佐渡市が公開したのが体験型コンテンツ「江戸時代の佐渡へタイムスリップメタバース」です。
本ワールドがフルオープンということで、以前から公開していた「金山坑道エリア」と「京町エリア」に加え、「佐渡奉行所エリア」に加え、ユーザーが文化財保全・活用を応援できる「投げ銭機能」を追加。お白洲裁判で出題される佐渡に関するクイズを制覇すると抽選で「佐渡ギフト」がもらえるなんて嬉しいイベントも発生中。
佐渡島の金山を体験って?どんなワールドになってるの?

ここで気になるのは、世界遺産を体験できるこの空間が一体どんな場所となっており、何を楽しむことができるのかという点ですよね。ということで、ここでは何が楽しめてどんな体験をすることができるのかを一緒に見ていきましょう。
コンセプトは「江戸時代の佐渡へタイムスリップ」

本空間のコンセプトは「江戸時代の佐渡へタイムスリップ」。
これを起点に絵巻物などの資料から最新3D技術を用いてゴールドラッシュ期の佐渡・相川を再現したVR空間が広がっていく、それが「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」なんですね。専用アプリは不要、VRゴーグルやPC、スマホ、タブレットなどのデバイスから気軽に利用できるので誰でもすぐに楽しめる、そんな手軽さも魅力の1つです。
生まれた背景

Photo:プレスリリースより引用
先ほど触れた「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録を果たしたという大きなきっかけは一つあるものの、このサービスが生まれた背景には、仮想空間を通じて“ユーザーや地域、社会の三者が互いに利益を享受しつつ新たな佐渡ファンや地域への人の流れの創出、文化の活用・継承を目指したい”という試みもがあればこそ。この仕組みは“循環型事業モデル”として、文化を未来へ繋ぐことを目指しているのだそう。
投げ銭による地域文化応援

Photo:プレスリリースより引用
更に「投げ銭による地域文化応援」という試みも。
佐渡市には400件を超える文化財があり、これらを次世代へ継承するためには多額の費用が必要不可欠。ユーザーからの投げ銭を、佐渡の文化財の保全・活用の取り組みに活用するという次世代型の資金繰りへのチャレンジも。これに関してはどれくらい結果が出るのか、同じような悩みを持つ地域や団体はきっと興味深いはず。
担当者からのメッセージがこちら

本メタバースのプレスリリースには、担当者の方の思いの丈を綴ったメッセージもありました。ということで、こちらをご紹介し本記事を締めさせていただければと思います。作りも精巧で江戸時代にタイムワープできちゃう江戸時代の「佐渡島の金山」。興味がある方は訪れてみては?
「「佐渡島の金山」が世界遺産に登録された理由は、単に金を採掘していたからではありません。その歴史的背景や江戸時代の高度な技術力が評価されています。このメタバース体験を通じて、直感的にその魅力を感じていただけることを目指しています。実際にイベント会場でメタバースを体験していただいた際には、「江戸時代の技術に驚いた」「現地に行きたい」といった声をいただきました。次の旅先に佐渡島を選んでいただけるきっかけになれば嬉しいです。メタバース内での「投げ銭」や「佐渡ギフト」プレゼントキャンペーンへのご参加が、佐渡の文化を未来へ繋げる力となります。ぜひご参加ください。」
この記事を書いたスタッフ