みなさんこんにちは!GPの宮永です。
本日はアーティストの草野絵美さんが日本初開催のNFTアート体験型ギャラリー「Bright Moments Tokyo」にて、Japan Contemporary部門に選出されたとの情報をキャッチ。なんでも『AIと共に創り上げた架空のファッションスナップ』をテーマにNFTアートコレクションを発表していたそうです。
注目のアーティスト、草野絵美さんとは?
アーティスト、草野絵美さんについてご紹介。
レトロフューチャリズムをはじめ、若者文化、最新テクノロジーをテーマに実に興味深い創作活動を行うマルチディシプナリー・アーティストである草野さん。高校時代に原宿でストリート写真家デビューし、FITミュージアムやヴィクトリア・アンド・アルバート美術館で展示を行うなど世界を舞台に活躍されています。さらに、2021年、当時8歳だった息子さんの「Zombie Zoo」プロジェクトをきっかけにWeb3ムーブメントに参加、アニメNFTプロジェクト「新星ギャルバース」でクリエイティブディレクターに就任。ローンチ後OpenSeaの取引総額24時間ランキングで世界一に輝いた経験を持つなどアート、NFT、Web3の分野で幅広く活躍している現在目が離せないアーティストの1人です。
蘇る“実在しなかった架空ストリートカルチャー”
さて、今回LA発の体験型NFTアートギャラリー「Bright Moments Tokyo」で展示されるコレクション「NeuralFadコレクション」では、AIとのコラボレーションによって、ポストインターネット以前の日本の雑誌文化やレトロフューチャーな歪みが織り交ざる、あり得たかもしれない架空のファッション写真のアーカイブが描かれています。
全ての作品には草野さんが長年追求してきた独自のテーマやスタイルが反映されており、懐かしさと新しさが交差するこのコレクションは、ポストトゥルース時代の架空のファッションスナップを具現化していると言って良いはず。
存在したかもしれない日本の若者文化をパラドクス的に描いたストリートスナップ「NeuralFad」は、画像生成AIを用いて様々な時代背景や要素を掛け合わせて構成されている、というところがこれまでなかった、まさに『AI時代の今だからこそ見ることのできる』面白いポイントです。昔ながらのノスタルジックさとモダン要素が交わる幻想的なデザインがなんともシュールな気持ちにさせてくれますよね。
作品の背景もAIが作り出している
さらに面白いのが、各作品はビジュアルのみならず全てに背景がちゃんと用意されていること。そしてこの“あったかもしれない”時代背景を作り出しているのは、そう、AIなんです。
つまり、人工知能を通じて東京の豊富なストリートファッションの語彙や歴史を再解釈し、1940年代のモガやモボから、風天族、90年代のカラス族、ギャルやデコラファッション、そして200年代初頭の東京ストリートファッションまで、時間を超えた想像上の東京ストリートファッションを映し出したのがこのコレクションということ。そう考えるとなんと壮大な!!と驚いてしまうのも無理はありませんよね。
終わりに
AIと共に創り上げた架空のファッションスナップのNFTアートコレクション、いかがでしょうか?見ているとなんだかワクワクしてきませんか?そしてなんてリアルなんだろう、とここ最近のAIの進化速度に気後れすらしてしまうほど。ある種パラレルワールドのもう一つの日本を覗き見しているような気持ちになる本コレクション、あなたはどの1枚に惹かれましたか?
この記事を書いたスタッフ