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メタバースで住宅購入って興味ある?

メタバース、仮想空間、不動産

Photo:プレスリリースより引用

皆さんこんにちは!GPの宮永です。
本日のテーマは『住まい選び』について。実は最近、不動産業界にもメタバースの波が来ています。リアルではなくメタバース空間で住宅展示場内を見学できたり、質問や相談ができるんですね。皆さん、どうですか?メタバース上での住宅購入ってちょっと興味湧きません?

メタバースと不動産

近い将来、世界で100兆円を超す市場になるとの予測があるメタバース。ファッションやエンタメシーンはメタバースへの参入を積極的に行っていますが、実は不動産の世界でも注目されているってご存知ですか?

不動産業界なんて、それこそリアルの極致みたいな業界に思えますが、意外とそうでもない模様。不動産投資から住宅販売まで、多種多様なメタバースの取り組みが行われているんです。

脚光を浴びた背景にはコロナの影響が

不動産業界のメタバース参入の背景には、やっぱりコロナの影響がありました。コロナによる影響で在宅ワークなどのオンラインを使ったコミュニケーションの取り方が主流となった感じはありますが、正直、仕事、プライベート双方、誰かとやり取りをする上で若干の距離を感じるんですよね……。
一方、メタバースだと自分が仮想空間に入り込み人とコミュニケーションを取る形になるので、距離感が近く話が弾むなんてメリットもあります。

それは不動産選びにおいても同じこと。不動産購入は一生に一度の大きな買い物ですから、コミュニケーションには若干の距離もあって欲しくない! もちろんリアルで見て購入するのが理想ではありますが、物理的な距離の制約がなく、家から簡単にアクセスできることから不動産業界でのメタバース活用が期待されるようになったんです。

メタバース×リアル不動産事例

では、実際にどのような企業がどのようにメタバースを使って不動産購入希望者へアプローチをしているのか見ていきましょう。ここでは4つの事例をご紹介。

野村不動産の『プラウドオンラインサロン』

野村不動産株式会社が昨年から開設している『プラウドオンラインサロン』は自宅から簡単に住宅購入の相談ができるサービス。このサロンに新たに設置されたのがメタバース空間です。

この空間内は事前予約不要。好きな時間にアバターとなってメタバース空間に入室できます。営業時間内は担当者のアバターが在席していて、野村不動産が現在取り扱っている物件の情報収集、動画視聴、担当者とのアバターを介した音声会話・チャット等で一般的な住まいに関する疑問点を解消することができます。

さらに住まいに関する詳細なご相談に発展した場合は、担当者とより詳細なやり取りができるよう、他のアバターがが入室できないマンツーマン専用空間に移動し、音声会話で相談することも可能。

それだけでなく、仮想空間におけるセミナー開催などのイベントも。空間内のシアタールームでは主に住まい探し検討初期の人々に向けて動画を放映、その後個別の質疑応答なども対応とかなり本格的。セミナーの内容は『間取りの見方』『ローンについて』『購入の流れ』など、誰もが知りたい内容となっています。

大和ハウス工業の『メタバース住宅展示場』

仮想空間上の住宅展示場内を見学し、質問や相談もできる『メタバース住宅展示場』を運営する大和ハウス工業。不動産業界ではすでにVRを使用して賃貸物件を内見する動きが出てきているのですが、新築マンションの分譲をデジタルの力を活用して販売業務にまで拡大するなんてめちゃくちゃすごいことですよね。驚きはありつつも、加速する技術の進化に納得という感じではあります。

メタバースによる内見は平面映像であるVRでの内見と比べ、立体的な映像を提供することが可能。そのため、部屋の奥行きはもちろん天井の高さ、壁の厚みなどを体感することに優れていると言われています。販売員と購入希望者がアバターで会話をすることで物件に対する疑問もそこで解決できちゃうのが嬉しいですよね。

国土交通省が着手する新プロジェクト『プラトー』

国土交通省が2021年3月から着手しているプロジェクト『プラトー』。これは国内の3D都市モデルデータを整備して流通させて、このデータを元に開発事業に繋げたりできるオープンソースのプロジェクトとして知られています。

ここで行われているのが『モデルハウス』。メタバース上で家族構成や好みに応じた間取りを行うことで、自分好みの家を作り、さらにそこでアバターとして暮らしを疑似体験し、より良い家づくりを目指すという試み。これめっちゃ良くないですか?あとになって「やっぱりここをこうしたら良かった!」とか「これいらなかったな……。」といったの後悔が格段に減る予感!

JIBUN HAUS.株式会社の『バーチャルモデルハウス』

ゲームやアプリの開発を行うスパイラルセンス株式会社とJIBUN HAUS.株式会社が共同で生み出したのが、仮想空間上で暮らしの疑似体験ができるバーチャルモデルハウスです。コントローラーを使って家の中や外を自由に歩き回り、スイッチを押して照明を付けたり壁紙を変えて部屋の雰囲気を変えたりと、仮想空間上で暮らしの疑似体験ができる画期的なサービス。

メタバース空間でアバターになってジブンハウスの家にアクセスすれば、遠くに住む家族や友達と一緒に過ごすなど、思い思いの時間を楽しむことが可能に。そうした仮想空間上での暮らしの体験が元となり、実際の世界でも本当に自分が望む家づくり・暮らしづくりに向き合う手助けをしてくれるツール、これがジブンハウスのバーチャルモデルハウスです。

メタバース、仮想空間、不動産
Photo:プレスリリースより引用
メタバース、仮想空間、不動産
Photo:プレスリリースより引用

特徴はというとそのクオリティの高さ。ゲーム開発ツール『アンリアル エンジン』によって制作された3DCGモデルの高品質なバーチャルモデルハウスは、映像としての作り込みのクオリティが高いためノーストレス。VRは360度パノラマラウンド型が多いのですが、このバーチャルモデルハウスは自由に動き回ることが可能。まさにロールプレイングゲームみたいですよね。

終わりに

いかがでしたでしょうか?新型コロナウイルス感染症の影響で広まったメタバースにおける不動産の取り組み。これまでなかったこの新形態が、今後の常識になる日はそう遠くなさそうです。現実ではフィジカルな行動に限りがありますが、仮想空間ならその限りは無限大に広がります。不動産を探している人はもちろん、不動産購入の予定がない人も仮想空間にあるモデルハウスや理想のお家に遊びに行ったら新しい発見があるかもしれませんよ!それではまた。

この記事を書いたスタッフ

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