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みなさんこんにちは!GPの宮永です。
障害のある子どもたちへ体験学習を提供する場がFortnite Creativeにあるとの情報をゲット。早速リサーチして共有します!
プロジェクト『D-SHiPS JOURNEY』とは?
障害のある子どもたちを支援したり、体験学習を提供するサービスが多く提供されるようになってきた昨今。その風潮はメタバースにも影響し始めました。例えば今回ご紹介する『D-SHiPS JOURNEY』と呼ばれるプロジェクトもその1つです。ここでは様々な理由から学ぶことに障害を感じる子供達が自由に楽しく様々なことを学ぶことが出来るんです。
D-SHiPS JOURNEYにはどんな世界かが広がっているの?!
D-SHiPS JOURNEYのコンセプトは「子どもたちの未来に船を出そう」。
障害を抱えていたり入院やその他の事情で学習することに壁を抱える子供達も、学校に通っている子供達と同様学ぶ権利がある。そんな権利を守るためにFortnite Creative上に生まれたD-SHiPS JOURNEYの広大な世界を新しく誕生した2つの島を参考に少しだけ紹介します。
新たにローンチした島その①『探索の島』
今回D-SHiPS JOURNEYはフォートナイト上に『探索の島』『アクティビティの島』とう2つの島をローンチしました。
『探索の島』では、子どもたちが自由に探索を行いながら春夏秋冬の季節を楽しむことができるコンテンツが目白押し。探索の中では”電車に乗ってみる”、”ピアノキーボードで演奏を楽しむ”、”サッカー場でスポーツを楽しむ”など複数の体験型コンテンツも。
新たにローンチした島その②『アクティビティの島』
『アクティビティの島』では、体験学習にフォーカスしたアクティビティが提供されます。
例えば音符を集めながら演奏し曲を完成させる “おんぷ集め”、足し算をしながら探索を行う “足し算 アドベンチャー”、種植えからはじめる”料理体験”、モノの名前と色を区別する “色当て版 迫りくる壁”、みんなで意見を出し合う “討論会場”など有意義なコンテンツが勢ぞろい。
そのほかにもゴミの分別について学ぶ “ゴミ拾い体験”やジェネレーティブアートを用いた”アート鑑賞体験”など、現実世界では参加するのが難しい子供達もメタバースにおいて体験することができるアクティビティがここまで揃っているのは嬉しいですよね。
ユニバーサルアクセスへの挑戦
D-SHiPS JOURNEYの世界の探索は、十字キーで前に進むだけでもアクティビティを楽しめるよう設計されています。これは体が不自由な子どもたちが複雑な操作をせずとも十字キーひとつでアクティビティが楽しめるように『方向転換の壁』や『ワープゾーン』『ジャンプ台』などのギミックを駆使するといった工夫が施されているのだとか。プラスで3次元空間も楽しめるように、島から落下することなく空中浮遊で島の外周を探索できるような設計も。
プロジェクト『D-SHiPS JOURNEY』とは?
『D-SHiPS JOURNEY』は特定非営利活動法人D-SHiPS32を主軸として、株式会社3RD GEAR、株式会社TART、株式会社セプテーニ・インキュベートの4つの団体が発足したプロジェクト。
特別支援学校や入院中の子どもたちのために、Fortniteを活用したICT教育・体験学習の場をメタバース上で提供する画期的なものなんです。
終わりに
全ての子供達が同じように学び楽しめるよう作られたD-SHiPS JOURNEYは、自ら「触ってみたい、体験してみたい」と探究心を持って体験学習を行えるよう趣向を凝らして作られていました。
一方通行的な教育アプローチではなく、探究心をくすぐるようなオブジェクトやギミックを用意することで、自ら進んで体験学習に臨んでいけるような導線設計には流石の一言。
何より探究心をくすぐる体験学習機会の創出を促すという面でリスペクトしかありません。誰をも取りこぼさない学びへエンタメ的側面からアプローチする、まさに次世代的な教育システムだとおもいませんか?
それではまた!
この記事を書いたスタッフ