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「NIKE」「adidas」2大スポーツブランドがメタバース展開を開始

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皆さんこんにちは!GPの宮永です。

2023年も新年度に突入しましたが、皆さん今年度は何か新しいことを始めよう!みたいな抱負はあるのでしょうか?私はここ最近目覚ましい発展を遂げるメタバース空間に興味津々なのですが、仮想現実(VR)や複合現実(Mixed Reality:MR)、動画などの複数のテクノロジー要素が融合したメタバースが気になっているのはどうやら私だけではなかったみたい。

そう、一昨年からスポーツブランドがものすごい勢いでメタバース展開への参入をスタート。ナイキ、アディダスのスポーツブランドのトップを走り続ける2大ブランドが仮想空間での実験的な試みを打ち出しているのです。ということで、彼らがいち早く行なっているメタバースにおける取り組みを調査!

メタバースってそもそも何?

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最近話題のメタバース。インターネット上の仮想空間において、自分のアバターを作成して自分の意思でアクションを起こせる仕組みを持つ世界であるメタバースの需要がここ最近急激に拡大中。

とはいえ随分前から注目されていたし、ある種ディストピアなのではとの激論もあるメタバースですが、コロナの拡大によりその成長は加速してます。

それに伴い仮想空間上でのデジタル商品NFTの需要も大幅にUP。これに目をつけたのがシーンを牽引するナイキとアディダス。多少ナイキの方が初動は早かったものの、さほどの期間を設けずアディダスもメタバースシーンへ参入していったのでした。

両社のメタバース施作。個性があって面白い!

やっぱり気になるのは両社が用意したメタバースの世界観。まずはナイキからご紹介して行きましょうか。

NIKEの世界で遊ぼう!ナイキランド。

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Photo:Kulttより引用

ナイキがオンラインプラットフォーム『ロブロックス』内に没入型3D空間NIKELANDをオープンしたのは一昨年の11月18日のおはなし。メタバース上に現れたこちらの空間で何が楽しめるのかというと、ナイキの提案する様々なハッピーなことを自身のアバターを通して楽しむ事ができるのです。

アメリカ・オレゴンのナイキの本社からインスピレーションを得て設計されたナイキランドは、敷地内にバスケットボールやテニスのコート、フットボールフィールドに陸上競技用トラックなど、ナイキらしいスポーツアクティビティに優れた空間が広がります。

ビジターは自分のアバターを通じて、他のユーザーと鬼ごっこをしたりドッジボールをしたり様々なスポーツアクティビティを楽しむ事が出来ます。更にツールキットを使えばものすごい数のインタラクティブスポーツ用素材から簡単に自分だけのミニゲームを作り出しシェアすることも。

もちろんナイキのウエアをアバターに着用させることも可能。デジタルショールームで見つけたお気に入りのアパレルを身につければ、キャラクターのコーデのみならずプレイ中の身体能力がアップするなんて特典も。

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Photo:Kulttより引用

ロブロックスは無料でプレイできるので、欧米、アジア柿隔てなく現在毎日約4,300万人がこのプラットフォームを利用していると言われる超巨大な仮想空間。スポーツにおいて1番の壁である実際に体を動かすという根本的な部分を払拭した軽やかなアクティビティ空間で、国境さえも無視し世界各国の友人を作ることだって出来ちゃいます。

アディダスはメタバース界の超VIP従えて

ナイキランドの約一ヶ月後、行動を起こしたのはアディダスです。何がすごいかってアディダスのメタバース参入に多くの“すごい人たち”が絡んでいること。

例えば『Bored Ape Yacht Club(BAYC)』や『PUNKS Comic』、またNFT界の一大インフルエンサーであるgmoneyが関わっているんですって……。いやーー、抜かりない。流石カルチャーのアディダスです(知らない人は絶対チェックして!)。

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因みに彼らにより共同で作成されたアディダス初のNFTがこちら。

1つあたりの金額は0.2ETH(約87000円)で、現在はすべて売り切れとなっているのですが、これ総売上の価格がね、なんと2300万ドル(約26億円)……。やばくないですか。3万点のうち29620個が完売。残りの380個はアディダスとそのパートナーが今後のイベントのために保持足ているんですって。

購入者はアディダスのトラックスーツやビーニーなどの限定商品とともにメタバースへの限定アクセス権を入手する事ができます。

全貌はナイキランドほど明確ではないものの(ちょっと秘密主義……?)でも相当面白そうな世界観……。これはアバターになってこの世界を旅しなくちゃいけなそう。

メタバースとビジネスの関連性

ではどうしてナイキもアディダスも先んじてメタバースへ参入していったのか。それは顧客とブランドの間にゲームを通じさらなる繋がりの強化をするためだったんです。ゲームというエンターテイメントを通じて楽しみながら密接にお客さんと繋がっていく。さらに実在はしないNFTというデータ上のプロダクトを作ることにより実際の売上もUP。

まさに仮想空間で商売をするっていうお話なんですよ!アディダスの例を見たってわかる通り、実在しない商品で瞬時に約26億円もの売り上げを達成したんです。それほどまでにリアルで大きな市場なんですメタバースって。

さて、アパレル業界のみならずイベント業界も他人事じゃありません。人々がインターネットによって世界を知り尽くした今、次なる舞台はメタバース。我々イベント業界はメタバースで何ができるのか。いや、イベント業界だからこそめっちゃくちゃ色々なことが出来るはず。近々でメタバースで行われているエンタメイベントについて特集できたらいいな!それではまた。

この記事を書いたスタッフ

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