突然ですが「AI Fashion Challenge」ってご存知ですか?
なんとこのコンテンストで受賞すると、AIを活用した“未来のファッションブランド”で自身のデザインが着用可能なアイテムになるという画期的なコンテストなのです!
「AI Fashion Challenge」とは?
「AI Fashion Challenge」とは、ファッションとAIを始めとした最新テクノロジーをかけ合わせたサービス・プロダクトの開発に取り組む株式会社オムニスが開催するコンテスト。AIファッションプラットフォーム「OpenFashion」の提供をスタートした同社ですが、その中でもジェネレーティブAIとファッションに関する情報を積極的に発信しています。
「AIファッションチャレンジ」は、「Midsourney」や「ChatGPT」といったジェネレーティブAIを活用することで、ファッションデザインの新たな可能性を追求し、新しいファッションの世界を切り開くことを目的としたコンテスト。
今年4月の初開催ではデザイン総数440通と応募が殺到。さらに6月に開催された2度目のコンテストでは2,000通という驚きの数字を打ち出し、如何にこのコンテストに注目が集まっているかを世に知らしめました。
このコンテストの審査方法はとっても簡単。期間中にTwitterで付いた「いいね」順で賞が決まります。第1回目のテーマは「洋服、靴、バッグ、アクセサリーのいずれかを含む、リアルな3Dのデザイン」という大きなテーマ。一方、第2回目のテーマは“靴”にフォーカスしたものでした。
2回目のコンテスト受賞作品はZEPETOにて登場!
靴がテーマとなった2回目のコンテストでは、画像生成AI「Midjourney」によってわずか6日間で2,000以上の画期的なデザインが生み出されることに。その中から実際に応募があったデザイン123通に対して厳正なる審査を行った結果、受賞作品は以下の3作品に決まりました!
どれも素晴らしい作品ですよね。SF感満載で、リアルで履くのは難しい。だからこそ、メタバース内で身につけることができるのであれば手に取りたい!そんな需要にフィットしたデザインだと思いませんか?受賞作品について、審査員はこんな風にコメントしています。
「未来的な素敵な作品が多い中、受賞作には未来的かつミニマルで見たことがない要素が含まれていました。プロンプト(AIで出力するためのコマンドワード)には「航空機、粒子浮遊」などを意味する単語が含まれており、製作チームでも思いつかない発想でした。何かが出て飛んでいけそうなソールが面白いですね。また今回合わせるウエアとの相性もよさそうだと思い選ばせていただきました。こちらのデザインを生かして3DCGにしていきたいと思います。たくさん応募いただきありがとうございました。」
今後の展開について
今後の展開として、受賞した3作品それぞれがもつ魅力的なテイストを掛け合わせ、1足のシューズとしてリデザインしたアイテムを、ブランド「accelerando.Ai」からリリースする予定なのだそう。
「acclerando.Ai(アッチェレランドドットエーアイ)」とは、AIファッションプラットフォーム「OpenFashion」が提供するファッションブランドのこと。特定のデザイナーだけがブランドのアイテムをデザインする”従来のファッションブランド”とは異なり、様々な人たちとの自由なコラボレーションを積極的に行う本ブランドだからこそ、このような革新的な取り組みが可能なんですね。
デザイナーとしてのテクニックや技術を持っていなくても、センスがあれば自分のアイテムを世に送り出せる。そんな時代がやってきたんですね。
終わりに
ファッションデザインの新たな可能性を追求し、世界を切り開くことを目的としたコンテスト「AI Fashion Challenge」。リアルの世界の裏側でメタバースの世界がリアルの世界へとどんどん歩み寄ってきている。そんな気がしませんか?
この記事を書いたスタッフ