メタバース美術館『COCO WARP』がFortniteに出現！

みなさんこんにちは！GPの宮永です。新しいコンテンツが生まれ続け、常に盛り上がりを見せるメタバースプラットフォーム『Fortnite』。そんな『Fortnite』内に新たなアートスポットが出来たとの情報をキャッチしましたので、今回の記事はこちらのニュースにフォーカス。メタバースバーチャル美術館『COCO WARP』を深掘りしていきましょう。

バーチャル美術館『COCO WARP』って？？

『Fortnite』に新たに登場したアートスポット『COCO WARP』。
メタバースバーチャル美術館と銘打ちデジタルアート作品の鑑賞体験を追求したコンテンツのこちらでは、3030年の未来を体感することを大きなテーマに掲げたデジタルアートの展示が行われています。

Fortniteのグラフィッククオリティを活かすデジタルアート

過去にも何度か紹介させていただいたFortniteですが、クラフト要素のあるサードパーソン・シューティングゲームであると同時にユーザーがアクションを起こすことができるメタバースゲームとして世界中で愛されています。一方で、Fortniteの特徴と言って外せないのがそのグラフィックの美しさでしょう。

だからこそ、今回のメタバースバーチャル美術館『COCO WARP』は、デジタルアートを楽しむ美術館との親和性がめちゃくちゃある！
ユーザーは、Fortnite上に作られたアート空間という新領域のコンテンツ(マップ)の空間に訪れ、気軽に空間内のデジタルアート作品を楽しむことができます。

圧倒的なリアリティーと迫力が魅力

この圧倒的に素敵なメタバース空間を作ったのは、NPO青山デザインフォーラム(ADF)です。制作にあたり技術家集団 『Team MeTa3030』が指名され、バーチャル美術館の空間デザインは株式会社GARDEが担当しました。

1年半もの歳月を掛け作り上げられたこちらのバーチャル美術館『COCO WARP』は開業にあたりいくつもの最先端技術を駆使し、VRの圧倒的なリアリティーと迫力を私たちに提供してくれています。

特徴はクラウド3Dレンダリング技術を利用しているところ。つまり、リアルタイムで高品質な3D映像を効率的にストリーミングすることが可能なんですね。ユーザーは圧倒的没入感により、より美術館体験をリアルに楽しむことができるようになったのです。
さらに時の移ろいや太陽の動き、雲の動き、木陰の動き、木々のそよぎ、水面の揺らぎetc……。最高品質のビジュアルにより、まるで現実世界にいるかのようななんとも不思議な体験をすることができちゃいます。

この美術館の内容はというと、展示室を5室、デジタルサウンドルーム、マインドフルネスルーム、多目的ホール、その他カフェの併設で総面積は5,000㎡を超えるなんて超リアルな設定も。

特筆すべきはマルチユースとしてのメタバースゲームの活用

現在、多くの企業や自治体がメタバースをブランディング、マーケティング、イベント・交流会、販売、教育などの施策に活用し、プラットフォームを構築しているのはみなさんもご存知ですよね。
他方、構築したメタバース空間の認知と集客がここ最近の課題でもあります。世界中で人気メタバースゲームであるFortniteを使っているのは5億人以上のユーザーたち。つまり、Fortnite上にコンテンツを公開することで、5億人のゲームユーザーから積極的な集客を見込むことができるのです。だからこそ、デジタルアートを広く鑑賞してもらうことを目的に、メタバースゲーム空間をマルチユースとして積極的に活用するこちらのメタバース美術館『COCO WARP』が誕生したのですね。確かにこれはかなり良いアイデア！

終わりに

世の中には多くのメタバースプラットフォームが存在していて、それぞれ素敵な個性がある。その中でFortniteってとにかく圧倒的ビジュアルが魅力です。だからこそ、このメタバース空間に美術館を作るというニュースを聞いたとき、めちゃくちゃ良いアイデアだなって思いました。
映像で見てもらうと分かると思いますが、美しいからこそ不自然な感じもあまりなく、気持ち良くアートを楽しめる。きっとこれからもっと技術が発展し、本当に現実なのか非現実なのかわからなくなるくらいの時代が到来するんだろうなぁ、なんてしみじみ。さて、そんな時代到来に向け、まずはメタバース美術館『COCO WARP』を訪れてみては？それではまた！