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博物館の展示品をメタバースで学べる時代に突入!

TOPPAN メタバース博物館
Photo:プレスリリースより引用

みなさんこんにちは!GPの宮永です。
突然ですが、みなさんは行ってみたい博物館や美術館ってありますか?アメリカの自然史博物館やパリのルーブル美術館、イギリスの大英博物館など世界には一度は訪れ文化や歴史に思いを馳せたくなる素晴らしい施設がいっぱい!とはいえ、そんな遠いところに行く機会なんてそう簡単に作れるものでもありませんよね。

ということで、今回はTOPPANとトータルメディアが新たに開発した新しいコンテンツをご紹介したいと思います。なんでも博物館や科学館などが保有する文化財や研究資料について、メタバース上での授業形式と学芸員等との双方向コミュニケーションを通じ学習ができるスタジアムシアターなのだとか。

プロの力を借りながら学習できるスタジアムシアター

メタバースで勉強

この“スタジアムシアター”とは一体なんなのか。かいつまんで説明すると、TOPPANが提供するメタバースサービス「メタパ®」のシステムを使用して博物館や科学館などの展示品について仮想空間で学ぶことが出来る新しいスペースのこと。

ここにはサイエンスコミュニケータと呼ばれる“研究者とプログラム参加者との間を繋ぎ科学をわかりやすく伝える先生役のスタッフ”が配され、各展示物について授業形式で説明をしてくれます。

それだけではなく、博物館や科学館等が保有する文化財や研究資料を、高精細映像や3Dアニメーションで忠実に再現したコンテンツ制作もセットで提供されるなんてメタバースならではの取り組みも。これに伴い、使用する側のメリットだけでなく、博物館や美術館も本スタジアムシアターを活用したイベントや学習会などの教育プログラムもできちゃうんですね!

博物館に赴き本物を見ることはもちろん大切。でも、このようなメタバース空間を活用しながらきちんとそのもの自体についての知識を学ぶのも大切ですよね。

参加者同士が自由にコミュニケーションを取ることも

メタバース コミュニケーション
Photo:プレスリリースより引用

さらにこの空間ではコンテンツの放映はもちろん、サイエンスコミュニケータや参加者同士が自由にコミュニケーションを取ることも!興味がある人たち同士が打ち出しあう高い臨場感と双方向のコミュニケーションによって、参加者同士の理解がぐっと深まること間違いなし。

開発の背景

このコンテンツが開発されたのは、より深く展示品を理解してもらうための方法を試行錯誤した結果、という背景があったようです。

近年、博物館や科学館では、来場者の理解を深めるために模型や環境再現展示等の手法を導入していますが、実際に博物館や科学館に訪れた人しか体験することができません。さらに解説動画を家で視聴するだけでは、疑問点を質問したり、発見を誰かと共有したりすることができず、理解を深める機会の創出が必須です。

このような課題に対し、TOPPANのメタバース設計/運営ノウハウと、トータルメディアの博物館・科学館などの展示空間演出のノウハウをかけ合わせ、現地に行く以上の臨場感と双方向コミュニケーションによって、展示品についての理解をより深めることができるスタジアムシアターが開発されたんですね。

スタジアムシアターの3つの特徴

TOPPAN メタバース博物館 ドーム
Photo:プレスリリースより引用
TOPPAN メタバース博物館
Photo:プレスリリースより引用
TOPPAN メタバース博物館
Photo:プレスリリースより引用

①時間と空間を超えて学べる科学コンテンツ
現実では体験することが難しい自然現象や時空を超えた事象を“イメージ”として視覚的に見ることができるのが1つ目の特徴。半球型のドームに投影された360度の高精細映像や、3Dアニメーションによって、高い臨場感で体験することで、より深い理解につなげることができるんですって!また、3Dアニメーションの再現コンテンツはアバターと同スケールで制作できるため、実際のサイズ感や規模感をリアルに感じることも可能に。

②自分の好きな角度から対象物を見ることが可能に
自然現象や博物館の展示物を再現した3Dアニメーションは、物体の変化や物理的に見えない力をわかりやすく表現することができます。参加者は展示品の特徴が分かりやすい角度や、普段見ることのできない位置からなど、あらゆる角度で対象物を観察することができます。

③サイエンスコミュニケータやほかの生徒と直接コミュニケーションを取ることが可能
先ほども触れましたが、プログラム実施中はいつでも、サイエンスコミュニケータや参加者同士が自由にコミュニケーションをとることができます。プログラムに参加することで、自分なりの疑問や発見を専門家と共有し、新たな考え方や価値観に繋がる良い機会が生まれるはず。サイエンスコミュニケータのアバターの後ろを来場者のアバターが自動で追従することができる「引率者自動追尾機能」や、特定の場所を明かりで照らす「スポットライト機能」があるため、案内したい場所への誘導も簡単に出来ちゃいます。

今後の展開は?

今回ご紹介したこの画期的なコンテンツは、今後の文化レベルを底上げするのにとても役立つサービスになりそうですよね。

TOPPANとトータルメディアは今後の展開として、国内外の博物館・科学館・産業博物館・イベント企画会社などに向けて本スタジアムシアターを展開し、2030年までに100館以上への採用を目指しているのだとか。また、今後もメタバースを活用した教育プログラムを開発することで、時間と時空を超えてあらゆる人が平等に学習できる機会の創出に貢献することが目標なのだそう。

さて、今回は様々なシーンで活用されるメタバースの全く新しい活用方法をご紹介させてもらいました。ただただ教育や学びに役立つというだけではなく、“学びの楽しさ”を再発見させてくれる仕掛けをメタバースでなら沢山生み出すことができる気がする!そんなポジティブな可能性で溢れる本コンテンツ。

あなたはどんな展示品について学びたいですか?それではまた。

この記事を書いたスタッフ

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