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バーチャルに文化の発信拠点爆誕。「Bunkamuraメタバース」

Bunkamuraメタバース
Photo:プレスリリースより引用

新しい発見や、文化の継承、クリエイティブのインスピレーションにおいて、ギャラリーや博物館など“文化・芸術の発信拠点”ってとっても大事。それはバーチャルでも同じことだったりするんです。

ということで大朗報。渋谷から日本、はたまた世界へ文化や芸術を発信するBunkamuraがこの度オープンするのは、バーチャル空間上の文化・芸術の発信拠点。その名も「Bunkamuraメタバース」。

Bunkamuraのメタバース「Bunkamuraメタバース」とは?

誕生から今に至るまで、世界的に見ても感度が高く鋭い視点で芸術や文化を発信してきた日本初の大型の複合文化施設「Bunkamura」。クリエイターやアーティスト、ものづくりに携わる多くの巨匠たちに多くの影響を与えてきたと言っても過言ではない「Bunkamura」ですが、この度時代の波にのり、メタバースでの展開をスタートします。

NTT ArtTechnology、DNP大日本印刷との共同開発により誕生したメタバース空間「Bunkamuraメタバース」では、文化芸術をバーチャルで楽しみつつ新たな鑑賞体験が叶うコンテンツが多数登場。展示コンテンツや関連動画の配信、参加型のオンラインイベント等、メタバースならではの企画が続々展開されるとのことなので今から楽しみで仕方ない!

「Bunkamuraメタバース」が生まれた背景

bunkamuraオペラ劇場
日本のオペラや演劇シーンを牽引してきた「Bunkamuraオペラ劇場」
Photo:Bunkamura公式HPより引用

「Bunkamuraメタバース」が生まれた背景として、まず最初に理解しておかなければいけないのがBunkamuraの特性です。

1989年にオープンし、“門外不出だったバイロイト音楽祭の引っ越し公演をBunkamuraオーチャードホールで上演”したことからその歴史が始まる本施設。以来、世界最高峰・最先端のオペラを招聘して日本にいち早く紹介したり、自主制作の作品による「Bunkamuraオペラ劇場」を立ち上げ日本から世界に発信するなど、日本におけるオペラや演劇の制作・普及を進めてきました。

2023年4月10日以降は、渋谷の再開発に伴い日曜・祝日を中心に営業中のオーチャードホール以外は、文化施設としてのBunkamuraは休館しています。そんな中オンラインの取り組みの一つとして、誕生したのが今回ご紹介している「Bunkamuraメタバース」なのです!

目的は仮想空間上での文化芸術の制作・発信を通じ国内外の人々に広く文化芸術を楽しんでもらうこと。Bunkamuraの歴史とこれからを象徴する場所として物理的な制約なく楽しむことができる上に、ファン同士のコミュニケーションの活性化にも繋がるのではと言われています。

「Bunkamuraメタバース」の特徴は?

Bunkamuraメタバース 空間
「Bunkamuraメタバース」による立体的なイマーシブ空間
Photo:プレスリリースより引用

Bunkamuraメタバースの特徴として、これまで本施設が培ってきた演劇をはじめとした様々な文化芸術の創造と制作ノウハウ、NTT ArtTechnologyのリアル・バーチャル上での新しい文化芸術体験を開発するノウハウ、DNPが国内外の美術館や博物館との協働により開発してきた鑑賞システムの構築ノウハウという3つの技術が上手く絡み合いこれまでにない全く新しい空間を楽しむことができること。少しかいつまんでご説明して行きましょう!

①イマーシブな鑑賞体験を提供

Bunkamuraメタバース
空間に浮き上がる芸術家たちの名前の数々
Photo:プレスリリースより引用
Bunkamuraメタバース
ファン同士のコミュニケーションをとるの簡単!
Photo:プレスリリースより引用

国内外における様々な文化芸術の世界観を体感できること、作品関係者やそのファン同士のコミュニケーション機会の創出を可能にする。それが「Bunkamuraメタバース」の最初の特徴。

メタバース内の作りもエントランス、ギャラリー、コミュニティースペース、シアターといった超リアルな”空間アセット”が用意あれ組み合わされているので、自由度の高い展示空間に設計されている上にコミュニケーション空間の構築にも繋がっているんですって。今後様々な展示、イベントなどが計画されているらしいのですが、構造上もイベント展開するのにとても良さそう。

②各作品と多様な情報が直感的に理解できる

Bunkamuraメタバース
三次元空間で時間軸に沿った年表というこれまでなかった“新しい鑑賞体験”
Photo:プレスリリースより引用

DNPが開発した「DNPコンテンツインタラクティブシステム みどころギャラリー XR型」が採用された「Bunkamuraメタバース」では、利用者が“新しい鑑賞体験”を体験できるのが見どころの2つめ。三次元空間で時間軸に沿った年表等により作品の配置や作品同士の関係性を可視化するなど、利用者が直感的に理解を深めて楽しめるような、独自性の高い空間を提供します。

③利用法が簡単な上にリアルとバーチャルの連動も

スマートフォン

見どころ3点目は圧倒的な使いやすさ。

メタバースといえば、アプリをダウンロードしたり登録したりと始める前に面倒だと感じる人も多いのでは?しかしこの「Bunkamuraメタバース」はそういった作業は一切発生せず、お手持ちのパソコンやスマートフォン等のWebブラウザーで万事OK。外部のWebサイトへのリンクに加え、メタバース内でのライブ配信やアバターによるガイドツアーなどでリアルイベントと連動させ、各種リアル展示の関連情報に誘導することで、リアルとバーチャル双方使用した3Dな企画展示ができるのです。

第一弾の企画はBunkamura 35周年企画ポスター展

Bunkamuraメタバース
Bunkamura 35周年企画ポスター展「Bunkamuraオペラの軌跡~これまで、そしてこれから~」ではBunkamuraオペラの軌跡を紹介
Photo:プレスリリースより引用

こんな感じの「Bunkamuraメタバース」ですが、記念すべき第一弾企画として開催されるるのがBunkamura 35周年企画ポスター展「Bunkamuraオペラの軌跡~これまで、そしてこれから~」です。

本展では、Bunkamuraのこけら落とし公演となったバイロイト音楽祭の引っ越し公演「タンホイザー」のほか、世界最先端のオペラを日本から世界に発信した「Bunkamuraオペラ劇場」シリーズ、海外歌劇場の来日公演、近年実施した演奏会形式の公演のポスター・関連資料を通してこれまでのBunkamuraオペラの軌跡を紹介。Bunkamuraがこれまで開催してきたオペラ公演を、ポスターや写真・映像で振ります。今後の展開としては今回の取り組み結果を踏まえ、Bunkamura主催の企画展のほか、国内外の美術館とのコラボレーション展示や教育プログラムを検討するとのことです。

様々な文化を世界へと発信してきたBunkamuraのバーチャルにおける新たな門出「Bunkamuraメタバース」のこれからに期待しかない!だってこれまで様々な文化人に影響を与え日本のカルチャーを牽引してきた存在なのですから。彼らの発信する様々なコンテンツはくまなくチェックすることをお勧めします!

ということで、今後も引き続き「Bunkamuraメタバース」はウォッチしていこうと思うので、ニュースがあり次第すぐにシェアさせていただきますね。それではまた!

この記事を書いたスタッフ

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